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「エホバの証人」の危険性を示す四つの事実

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「エホバの証人」の危険性を示す四つの事実

「エホバの証人」(組織名:ものみの塔聖書冊子協会)は全世界で唯一の真のキリスト教だと主張している。 カトリックで あれプロテスタントであれ、他のすべての教会は間違った教理を持っていると主張し、エホバの証人以外の者は、神に滅ぼされるとも教えている。 しかし、事 実はこのグループは人を欺く異端であることを示す。 ここでは、エホバの証人はなぜ避けるべきかという4つの理由を取り上げていきたい。

1. 聖書の中心的教えの否定

エホバの証人はイエス・キリストの神性を否定する。そればかりか、イエス・キリストは創造された御使いと教えている。

しかし、聖書は、神の御子のイエス・キリストは神であると明確に教えている。 たとえば、ヘブル人への手紙18節は次のように述べている。「御子については、こう言われます。『神よ。あなたの御座は世々限りなく¼ (新改訳2005年) ほかにも多くの聖句がこのことを教えている。 ― ヨハネ11節、14節、2026-28節、使徒の働き2028節、ローマ95節、ヘブル13節、8-9節、Ⅱペテロ11節。

エホバの証人はイエス・キリストの肉体の復活を否定する。 イエスの肉体は気体へと溶けたと教えている。 ものみの塔協会創始者チャールズ・テイズ・ラッセルは、次のように教えた。「人間のイエスは死んだ。 永遠に死んだのだ。」(Studies in the Scriptures, Vol. 5, 1899, p. 454)

しかし、聖書は、イエスの肉体は死から復活したと明確に教えている。:例―ルカの福音書2439節「私の手や私の足を見なさい。 まさしく私です。 私にさわって、よく見なさい。 霊ならこんな肉や骨はありません。 私は持っています。」―ヨハネ219-21節、ヨハネ2026-28節、Ⅰコリント15614節、参照

エホバの証人は聖霊の神性を否定している。 聖霊は電気のような、人格のない(神の)活動力と教えている。

しかし、聖書は、聖霊は神と教えている。:使徒の働き534「そこで、ぺテロがこう言った。『アナニア、どうしてあなたはサタンに心が奪われ、聖霊を欺いて¼あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ」―ヨハネ1416-17節、1613-15節、ローマ826-27節、Ⅱコリント36節、17-18節、エペソ430節、参照。

エホバの証人は救いは神からの贈り物であることを否定している。 行いによる救いや、報いとしての救いを教えている救われて、神の裁きから逃れるには、ものみの塔聖書冊子協会に入り、組織が命ずる働きをしなければならない、と。

しかし、聖書は、救いは行いによるものでも、報いとして与えられるものでもないと明確に教えている。 永遠の命は神からのプレゼントである。:エペソ人への手紙28-9「あなた方は、恵みのゆえに、 信仰によって救われたのです。 それは、自分自身から出たことではなく、 神からの賜物です。 行いによるのではありません。 誰も誇ることがないためです。」ローマ41-4節、ガラテヤ216節、テトス35節、参照。

エホバの証人は、罪人は永遠の刑罰をうけることを否定している。罪人は、絶滅して存在しなくなると教える。

しかし、聖書は罪人は永遠の刑罰をうけると明確に教えている。:マタイの福音書254146それから、 王はまた、その左にいる者たちに言います。のろわれた者ども、私から離れて、 悪魔とその使いのために用意された永遠の火には入れ....こうして、 この人たちは永遠の刑罰に入り、正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。』」―マタイ188節、 Ⅱテサロニケ18-9節、黙示録141011節、201015節、参照。

エホバの証人は、人は死後も存続する霊を持つことを否定している。 人間は動物のように、死とともに、その存在の終わりを迎えると教える。

しかし、聖書は人間の霊は死後も意識がはっきりしていると明確に教えている。:Ⅱコリント58節 「私たちはいつも心強いのです。 そして、むしろ肉体を離れて、 主のみもとにいるほうが良いと思っています。」―ルカ1619-31節、 ピリピ123-24節、 黙示録 69-11節、参照。

エホバの証人は、天での永遠のいのちを受けるのは、選ばれた少数の者だけだと教えている。「十四万四千人」のエホバの証人の「特別な群れ」だけが、 新しく生まれ変わり、天国で神とともに永遠に生きることができるが、 それ以外のエホバの証人は、地上に住むと主張している。

しかし、聖書は、イエス・キリストを信じるものはすべて、天国の神のもとで永遠に生きることができると明確に教えている。 聖書はこの群れを、「誰にも数え切れられぬほどの大勢の群集」と言う。:黙示録 7915「その後、 私は見た。 あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、 誰にも数えられぬほどの大勢の群集が、 白い衣を着、 しゅろの枝を手に持って、御座と子羊との前に立っていた。....彼らは神の御座の前にいて、聖所で昼も夜も、神に仕えているのです。」― ヨハネ315節、524節、1226節、 エペソ 219節、 ピリピ 320節、 コロサイ 3:1節、ヘブル 31節、 1222; Ⅱペテロ110,11節、参照。

エホバの証人は、三位一体なる神を否定し、サタンがこの教義を作り上げたと教える。 イエス・キリストと聖霊がそれぞれ神であることを示すすべての聖書箇所を認めない。

しかし、聖書は、父、御子、聖霊は神であると明確に教えている。 (ヨハネ 1章1節20章28節、Ⅰヨハネ 5章20節、使徒の働き 5章3, 4節).  神は唯一であると明確に教えている。(イザヤ43章10節、44章6、8節 他)   父・子・聖霊は 一つであるとも教えている。— 三位一体:マタイ 28章19節、Ⅰコリント 12章4-6節、Ⅱ コリント 13章13節 Ⅰ ペテロ 1章2節。

聖書の中心的な教えを否定する宗教組織に従うことは、危険ではないだろうか?

2.聖書の不当な変更

ものみの塔聖書冊子協会は、独自の聖書訳を発行している。 この訳を「新世界訳聖書」といい、意図的に変えた多くの聖句を含んでいる。 その目的は、組織の非聖書的な教えを正当化しようとするためである。 

聖書と『新世界訳聖書』との比較
聖書 『新世界訳聖書』

ヨハネ11節 「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」(新改訳)

イエス(言葉)は神であるとの明確な宣言。

John 1:1 — "In the beginning was the Word and the Word was with God and the Word was God."ESV,NIV)

ヨハネ11節 「初めに、言葉がおり、言葉は神とともにおり、言葉は神であった。」

イエスの神性を否定することを支持する目的でこの変化がなされた。 日本語では、意図的変化はわかりにくい。以下の英語の新世界訳聖書』(New World Translation)からの抜粋参照。

John 1:1 — "In the beginning the Word was, and the Word was with God, and the Word was a god."   

コロサイ116万物は御子にあって造られたからです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。」

イエスは、万物の創造主であり、被造物ではないことを教える。

コロサイ116 「なぜなら、〔他の〕すべてのものは、彼によって創造されたからです。〔他の〕すべてのものは彼を通して、また彼のために創造されているです。」

「他の」という言葉が不当に付け加えられている。<イエス自身は創造された御使い>というエホバの証人の誤った教理を支持する目的のためだ。

ヘブル18 節 「御子については、こう言われます。『神よ。あなたの御座は世々限りなく』」
 

父なる神が御子イエスを「神」と呼んでいることに注目してください。

ヘブル18 節 「しかしみについては、こうです。『神は限りなく永久にあなたの王座』」

イエス(御子)は神と呼ばれる事を隠すため、ものみの塔協会は言葉の順序を不当に変えている。


聖書を不当に変えた宗教組織に従うことは、危険ではないだろうか?

3.成就しない預言の歴史

エホバの証人の指導者は、エホバ神の代弁者として、預言者の権威をもって語ると主張するが、多くの預言が実現しなかった。例えば1975年のハルマゲドンと世界の終末説の預言である。  彼らの出版物に明白に書かれたことであるのにもかかわらず、ほとんどの今日のエホバの証人は、この預言がなされた事実を否定している。1

また、ものみの塔は1914 19151918 19251942年に世界終末説を預言している。1925年にアブラハム、イサック、ヤコブがよみがえって、地球に戻ると語った。それらはことごとくはずれている。2  聖書は、成就しなかった預言は、偽預言者の証拠と明言している (申命記1821-22)

成就しなかった預言の歴史のある宗教組織に従うことは、危険ではないだろうか?

4.  権威の乱用

多くの預言が成就していないのにもかかわらず、ものみの塔は唯一の真の宗教であり、エホバの証人だけが真のクリスチャンであると教えている。 ものみの塔 を離れては、霊的な真理を学ぶことはできないと主張する。 また、ものみの塔協会に入ることによってのみ救いは得られ、エホバの証人以外の者はハルマゲド ンで滅ぼされるとも教えている。

ものみの塔は、信者にすべての命令や教団による聖書解釈を、批判なしに絶対服従することを要求する。

一つの例として、ものみの塔の輸血禁止を挙げることができる。 輸血は間違っているなどとは聖書のどこにもないが、個々のエホバの証人は、 例え自分が死 んでも、あるいは子供を死なせることになっても、この命令を守らなければならないとされている。 この規則を破るエホバの証人はだれでも、 やがてくるハ ルマゲドンで(最後の審判の時)滅ぼされると告げられる。

このようにして、 指導者は恐怖心や脅しを用いて、信者を教団に服従させる。 また、指導者は、世界終末の預言を利用して、信者の心に恐怖心を植え付けてきた。

権威を乱用する宗教組織に従うことは、危険ではないだろうか?


 

以上の4つの項目は「エホバの証人」の危険性を示すものだ。これを読んでおられるあなたは「聖書の福音は何か?」と思っておられるかもしれない。 次の4つの項目は、聖書の中にある真のイエス・キリストの福音である。

神との平和を得る方法

聖書のメッセージは4つの簡単な項目に要約される。

1.  私たちは、ひとりひとりの罪により、真の生きておられる神から引き離されている

「すべての人は、 罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず....」(ローマ323節)

「罪から来る報酬は死です。しかし、 神の下さる賜物は、 私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ623節)

私たちは、自分自身を救うことできない。

「なぜなら、律法を行うことによっては、 だれひとり神の前に義と認められないからです。律法によっては、 かえって罪の意識が生じるのです。」(ローマ 320節)

「神は、 私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のおあわれみのゆえに....私たちを救ってくださいました。」(テトス35節)


3. イエス・キリストはわれわれの罪の問題に対する神の救いの道である。

 「神は、 実にそのひとり子をお与えになったほどに、この世を愛された。 それは御子を信じるものが、ひとりとして滅びることなく、 永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ 3節章16)

 「キリストも一度罪のために死なれました。 正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです....わたしたちを神のみもとに導くためでした。」(Ⅰペテロ318a

4.私たちは、罪の赦しと永遠のいのちをいただくため、ひとりひとりがイエス・キリストを信仰によって受け入れなければならない。

 「しかし、 この方を受け入れた人々、すなわちその名を信じた人々には、神の子供とされる特権をお与えになった。」(ヨハネ112)

 「....もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中から神がよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。」(ローマ109)

 神のみことばの真理があなたの心に響いたのであれば、神に罪の赦しを求め、キリストにある新しい命を賜るように、たった今応じることができます。 この簡単な祈りは、あなたの救いのための、イエス・キリストへの信仰告白となります。



祈り

                                                                                     万能であわれみ深い神様、私は行動、言葉、想いであなたに対し罪を犯したことを認めます。 私はあなたの正しさには及ばず、自分 自身を救うことはできません。 御子イエス・キリストをお送り下さり、私のために、十字架の上で血を流して下さったことを感謝します。 私のすべての罪を お赦しください。私の身代わりとして死なれ、死から甦ったイエス・キリストに信頼します。 アーメン





1.  The Watchtower, August 15, 1968, page 499; Kingdom Ministry, May 1974, p. 3.

2.  The Time Is At Hand, 1906 edition, pp. 99, 101; The Time Is At Hand, 1915 edition, pp. 99, 101; Pastor Russell's Sermons, 1917 edition, p. 676; The Finished Mystery, 1918, pp. 404, 485; The Watchtower, September 1, 1922, p. 262; The Watchtower, September 15, 1941, p. 288; Millions Now Living Will Never Die, 1920, p. 88-90.